低用量ピルで排卵の抑制と副作用で心不全は起こる?

電話をかけている女性一般的にピルと呼ばれている避妊薬には、卵胞ホルモンであるエストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンの擬似合成ホルモンが配合されており、擬似合成ホルモンの含有量が50μgの高容量ピルと含有量が50μgの中容量ピル、含有量が20μg〜40μg含む低用量ピル、含有量20μg以下超低用量ピル、緊急避妊薬のモーニングアフターピルなどの種類があります。
ピルの作用機序としては、擬似合成ホルモンが脳下垂体に作用する事により卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンの分泌が阻害され、 卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌や卵胞の成熟が抑制され、排卵も抑制されます。
低用量ピルは、擬似合成ホルモンの含有量が抑えられているので、高容量ピルや中容量ピルに比べて副作用は少ないとされていますが、ピルにより強制的にホルモンバランスを調整している為に、吐き気や頭痛、体重の増加、不正出血などの軽い症状が1カ月〜2カ月続くケースがあり、血栓症や高血圧症、心血管疾患、脳血管疾患の発症リスクが高くなるとされ、実際に静脈血栓症は低用量ピル服用者1万人に3人〜9人程度の割合で発症しています。特に、分娩後3カ月の服用者の静脈血栓症の発症リスクを高めるとされ、年間1万人対して20人〜50人程度の割合で発症しています。
心不全は、高血圧症や虚血性心疾患、糖尿病が代表的な発症原因とされており、ピル服用者200人に1人の割合で血圧上昇が見られる事から、ピル服用により心不全の発症リスクが高くなるとされています。
実際に、中等度以上の肥満症や高血圧症、高脂血症、喫煙者などの服用には医師の指導が必要とされ、肝機能障害や腎機能障害の既往歴のある方の服用は避けるべきです。